不規則なシフトで働く看護師は、体調管理が難しい職業です。特に看護師は体力を使うハードな仕事であるため、体調不良で患者さんのケアをすることは厳しくなってしまいます。こういった事情もあり、体調管理ができない看護師は、欠勤が多くなってしまい、最悪の場合には退職を求められるような事態にもなりかねません。
それを踏まえ、以下では看護師が体調を崩しやすくなる原因を挙げてみました。体調管理を徹底するには、これらの原因を把握したうえで、健康的な生活習慣を心がけることが重要となります。
まず最初に原因として挙げたいのが、睡眠不足です。そもそも看護師は不規則なシフトで生活のリズムが崩れやすい傾向にあります。夜勤明けに眠れないという人も少なくありません。しかし、寝不足のまま出勤するという生活が続けば、心身の回復が追いつかず、体調を崩しやすくなってしまいます。夜勤明けの寝不足問題を解消したいなら、寝室を遮光カーテンでしっかり暗くしたり、湿度・温度の空調管理を徹底したりと、眠りの環境を見直すことが第一です。
次に挙げられるのが、ストレスです。患者さんの命や健康を預かる看護師は、どうしても先輩から厳しく指導を受けることが少なくありません。加えて、患者さんとのコミュニケーションや職場の人間関係が上手くいかず、悩むケースもしばしばあります。こうしたストレスは、放置しておいても解決することはほぼありません。積極的に信頼できる人に相談をして、ストレスの原因を取り除く必要があります。
そして、なるべく避けたいのが、疲労過多の状態になることです。これは体調不良を引き起こす大きな要因であり、疲労過多の状態が睡眠不足やストレス蓄積を誘発するケースも多いです。疲労過多にならないためには、身体の休息をこまめに取ることが重要です。いくら忙しくても、ぶっ通しで働くのはNGです。定期的にコーヒータイムを設けたり、休憩時間に仮眠を取ったりして、きちんと心身を労りましょう。